|
評価:
岩崎 邦彦
日本経済新聞出版社
¥ 1,728
(2015-09-18)
|
年明けからいろいろな方面においてかなりハイスピードで動き出しておりましたが、ようやく今日あたりから普段のペースに戻しております。本日伺った先では限られた経営資源でこれ以上の稼働は難しい、さて?という話でしたが、そうなると「まず一番に何を捨てるのか?」という話になります。丁寧にヒアリングを進めていくと、本音や想いなどが徐々ににじみ出てきて、そこから絞り込んでいく糸口が見えてきます。もちろんそんな簡単に解決に至るわけではないですが、そんな僅かなヒントを事例、理論、そして実践を通して太くしていく、長くしていく、広げていく作業を繰り返していきながら少しでも結果を出していくしかないのでしょう。同様に自分の直接関係する周辺でも、数年に一度の、結果的に「引き算」をしていかなければいけない状況となってます。「引く」という行為の重要性に関しては、ブルーオーシャン戦略でも出てくるようによく言われることですが、結局私を筆頭に人間の悲しい性、「わかっちゃいるけどやめられない」ということなんでしょうね。
上記に良いことが書いてありました。
・引き算の戦略に成功するには「ヨコの成長」ではなく「タテの成功」を志向すること
・ヨコは「量」の追求、タテは「質」の追求
・ヨコは「顧客数」の追求、タテは「顧客との絆」の追求
・ヨコは「総合性」の追求、タテは「専門性」の追求
そして
・引き算であたらしい価値は生まれるか?
・考えぬいてか?
・前向き、積極的か?
ということ、個人的な音楽人生はもうすこし足し算のまま棚上げして、これからの方向性を至急考えてみたいと思います。
comments